施餓鬼会 2018

盛夏の候、皆々様には益々のご清祥のことと拝察致しております。
八月はお盆や施餓鬼会(せがきえ)など様々な行事がございます。
では施餓鬼会(せがきえ)とはどのようなものであるのか?
ご存じない方もいらっしゃると思いますので、ご説明させて頂きます。

施餓鬼会(せがきえ)とは、
有縁(うえん)、無縁(むえん)すべての御霊をご供養する法要でございます。
経典の「救抜焔口餓鬼陀羅尼経(くばつえんくがきだらにきょう)」に由来しております。

それによりますと、
釈尊の弟子の一人である、阿難尊者(あなんそんじゃ)が、口から火を吐く一人の恐ろしい餓鬼に
「お前は3日後に死んで、我々と同じ恐ろしい餓鬼道に落ちる。」と言われました。
阿難尊者(あなんそんじゃ)が、どうしたらそれを免れることができるかを釈尊に尋ねたところ、
釈尊は、「その苦から免れたければ、三宝(仏・法・僧)に供養しなさい。
また無数の餓鬼たちに食物をほどこして供養した功徳(くどく)により、
餓鬼も救われ、その功徳によってお前も救われるだろう。」と答え、姿を消しました。

施餓鬼会(せがきえ)は、釈尊に教えを請い、
寿命を延ばすことのできた阿難尊者(あなんそんじゃ)の説話にもとづく行事であり、
その求めに応じて釈尊が示された修法が施餓鬼会のはじまりとされています。
そして今日では餓鬼だけでなく、先祖代々や広く無縁の諸精霊(しょしょうれい)を供養し、
また同時にみなさん自身の福徳延寿(ふくとくえんじゅ)を願うわけでございます。

さて当寺でも恒例の施餓鬼会の法要を8月9日(木曜日)に営みます。
ぜひ、この施餓鬼会の機会に、心からお念仏を称(とな)え、
自他ともに救われる功徳(くどく)を積んでいただきたいものです。

どうか万障お繰り合わせの上、ご参詣くださいますようご案内申しあげます。