あまり知られていませんが、遍照寺には西国三十三所観世音菩薩が三十三躰すべて安置されており、
いわきにいて全ての西国三十三所観世音菩薩をお参りすることができます。

三十三躰なる観世音菩薩の歴史

鎌倉時代初期第四十八代順徳天皇の建暦元年(1211年)、当時の開山上人善龍大和尚の開基にして、
天下泰平、国家安穏を祈願とし、また万民の安楽を祈り西国(京都を中心とした近畿地方)に安置し奉られている観音菩薩像を勧請(かんじょう)された霊像であります。

しかし、万治元年(1658年)の二月災禍にあい消滅してしまいました。
その後、第十六世恵天大和尚は深く観音の中絶を悼み、宝永元年(1704年)三月、
西国の赴き三十三所を巡拝し全霊場の本尊を刻み泰戴しました。
その分霊は同年七月東海を渡り、磐城の国中之作(現在のいわき市中之作港)に上陸して
所どころに仏果の血縁を行い安永八年(1779年)観音堂を建立して、當山にお迎えし参りました。
七月十日 四万六千日の縁日を以て入仏佛供養し奉り、今日に至ります。

現在は八月 第四土、日に観世音菩薩大祭を執り行い、観世音信奉者の心の拠りどころとして信仰されています。

西国三十三所観世音菩薩とは?

養老二年(718年)大和長谷寺の徳道上人は病で生死の境を彷徨った時、
夢の中で閻魔王に会い「お前はまだ死ぬことを許さない。世の中には苦しむ人々がたくさんいる。
その人々を救うために三十三箇所の観音霊場をつくり、人々に巡礼をすすめなさい。」
と言われ起請文と三十三の宝印を授かったと言われています。
その後、この宝印に従って霊場を定めたとされます。

札所一覧

  • 第一番札所 青岸渡寺
  • 第二番札所 金剛宝寺
  • 第三番札所 粉河寺
  • 第四番札所 施福寺
  • 第五番札所 葛井寺
  • 第六番札所 南法華寺
  • 第七番札所 岡寺
  • 第八番札所 長谷寺
  • 第九番札所 南円堂
  • 第十番札所 三室戸寺
  • 第十一番札所 上醍醐 准胝堂
  • 第十二番札所 正法寺
  • 第十三番札所 石山寺
  • 第十四番札所 三井寺
  • 第十五番札所 今熊野観音寺
  • 第十六番札所 清水寺
  • 第十七番札所 六波羅蜜寺
  • 第十八番札所 六角堂 頂法寺
  • 第十九番札所 革堂 行願寺
  • 第二十番札所 善峯寺
  • 第二十一番札所 穴太寺
  • 第二十二番札所 総持寺
  • 第二十三番札所 勝尾寺
  • 第二十四番札所 中山寺
  • 第二十五番札所 播州清水寺
  • 第二十六番札所 一乗寺
  • 第二十七番札所 圓教寺
  • 第二十八番札所 成相寺
  • 第二十九番札所 松尾寺
  • 第三十番札所 宝厳寺
  • 第三十一番札所 長命寺
  • 第三十二番札所 観音正寺
  • 第三十三番札所 華厳寺

御開帳時期

普段は第一番札所の「如意輪観世音菩薩」の厨子(ずし)だけ開けております。
その他の厨子(ずし)は閉じております。
下記の期間だけすべて御開帳しておりますので、ぜひ一度お参りに来て下さい。

  • 8月第4土曜日、日曜日に執り行う観世音菩薩大祭
  • お正月期間

願意

安産祈願、家内安全、身体堅固、災厄消除、学業成就、商売繁盛、良縁成就、合格祈願、心願成就など